Seed Pattern Practice (20) We need to act.

トレイル 1のテーマSeedを使ってやりとりの場を想像するプラクティス。挿絵にある情景、身振り手振りの空間をイメージしてみましょう。思い出せない、うまく言えないことも大切なプラクティスです。あとで見直して、あーこれだったな、と思い出します。そのように、じぶんからアウトプットすることで、セリフのつながり感が身につきます。

[プラクティスのポイント]

全部を正確に思い出すことではなくて、セリフとイメージのつながりをつけていくことがプラクティスです。挿絵の、身振り手振りの空間イメージを思い出してみましょう。

「ゆだねるプラクティス」は、一字一句おなじように言わなくてもかまいません。思い出せない場合もあるでしょう。

まず、カードのタイトルシードを言ってみましょう。あとでminiプラを見直してみると、あーこれだったな、と思い出します。

うまくいかない体験もまた、プラクティスなのです。そのようにして、じぶんからアウトプットし、それをくりかえすことで、セリフのつながり感、情景イメージが定着していきます。

英語のセンスは、発想のパターンを身につけることです。日本語とはちがう発想パターンです。続けていくうちに、シードのつながり方、その雰囲気を感じ取れるようになります。

[ニュアンスを日本語で]

はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。

なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。


いますぐ、やらないと。
ごめん、私もおなじぐらい忙しいの。

**
いますぐ行動にうつすべきだよ。
なんでそんなにがんばってるの?

***
ほら、いますぐ実行しようよ。
それ、いいことなのか、どうなのか。。

[ツボノート]

actは、行動すること、演じるということ。日本語では、ちがう意味の動詞に聞こえるかもしれませんが、実は共通する意味があります。それは、「だれが見てもわかるように、ふるまう」ということです。「行動で表現する」と言い換えることもできます。心の中で思っていることや考えていることは、act ではありません。花に水をやる、といったことでも、立派なact ふるまいです。

actは、大げさなことばではなく、日常的に使われます。たとえば、Put your act together.という表現がありますが、「(バラバラにではなく)ちゃんと(順番に)やりなさい」といった意味の、(幼稚園で先生が園児にむかって話す時のような)表現です。

needは、必要とする、という意味ですから、We need to act. は、行動で表すべきだ、という表現です。日本語にすると何か重要なこと、かしこまったことのように聞こえるのかもしれませんが、ごく自然な、日常のやりとりに出てきます。「やらなきゃね」といったニュアンスでとらえるとよいでしょう。

相手の「We need to act now. ということばを受けて、それに同意するのか、しないのか、何らかの意思表示をしています。パターン(1)は、やんわりとことわる様子(2)むしろ、同意しかねる反応(3)すぐに反対はしないけれども、相手の提案をかわす場面です。

相手から強い表現で、やや一方的に言われる時などに、うまく対処する3つの場面です。相づちのことばを使わなくても、じぶんの立場を相手に伝え返す、という暗黙の気持ちが現れるのです。