⑦ 持続を支えるプラクティス
一度も体験したことのないことは、急にはできません。一方、毎日身体を使ってプラクティスしていることは、考えずに、自然にできます。毎日、続けられることだけが、身につくことです。
ただし、毎日続けよう、という掛け声では、長続きしません。やらなくてはいけない、という意識は「うまくいかない」という自己判断も引き起こし、かえって障害になります。同じように、単語を覚えなくてはいけない、間違ってはいけない、といった意識は、続かない原因をじぶんでつくりだすことになります。
自意識をやわらげることは、とても大切なプラクティスです。毎日続きさえすれば、かならず、身につき、上達します。そのためには、素直な気持ちでできるように、ことばでじぶんを励ますことです。声セリフは、例文を読んで覚えることではなく、毎日のプラクティスを確実に支える、強力なメソッドなのです。