
セリフの再現度 (RATIP指標)

どれだけ、お手本に近づけたか?
英語耳°の獲得は、発話セリフの「再現度」が土台です。
どれだけお手本に近づけられたか?
英語耳°トレイルでは、以下の5つの要素を指標として、あなたの演じたセリフとお手本との距離を忠実に測ります。
⚫ リズム (Rhythm) : セリフの全体感、長い音・短い音のバランス
⚫ 区切れ (Articulation) : 音節のつながり/区切れ方
⚫ テンポ (Tempo) : セリフの発話時間 (速度)
⚫ 抑揚 (Intonation) : イントネーション (声帯のピッチ変化)
⚫ 発音 (Pronunciation) : 発音 (子音・母音 全音素の精度/ばらつき)
発音だけではありません。それ以前に、発話の全体感、リズムが大事です。
「ならう」プラクティスでしっかりまね、その感覚を思い出して、演じたセリフをお手本と比べることで、自己流の度合いがわかってきます。

シードのカプセルを開こう!
じぶんが演じたセリフをシード (Seed) と呼びます。
「たしかめる」ジャーナルで、お手本と比べてください。
じぶんの声を聞き直し、お手本を聞き直すと、あなたのシードのカプセルが開きます。
やりっぱなしではなく、文字どおり、タネをまいて育てるのです。
くりかえし、見比べ、聞き比べることです。
スローモード (半分の速度)で、じっくり耳を傾けて比べてみてください。


Go for the “leaf”!
(葉っぱが出るように練習しよう)

どれぐらい似ていたか?の指標RATIP
カプセルが開き、まかれたシードは、以下のように変化します。
1. 芽がでていない、シードのまま
お手本からかけ離れています。演じた時に、つっかえたり、途中で切れたり、ノイズや余計な音がある、声が小さすぎる時など。
また、日本語式のまま、カタカナことばの度合いが大きい時。英語としては、まだ相手に伝わらない、セリフになっていない発話。
2. 芽が出た状態 (Sprout)
セリフになっていますが、リズムのズレ、発音のズレ、発話の長さのズレ、音がクリアに聞こえない、といったことが原因。
音声入力でも、ある程度、認識されますが、実際の英語場面では、セリフとして伝わらないこともあります。
3. 葉がついた状態 (Leaf)
英語らしさがあり、お手本に近づいています。実際の場面で相手に伝わり、音声入力でテクストも、ほぼ正しく表示されます。
Leafをつねに目標にしましょう。「ならう」でくりかえす回数がカギです。ミラーモードと、スローモードで何度も比べることです!
4. 花がさいた状態 (Flower)
5つの指標 (RATIP) がバランスよく、お手本に似ています。メリハリやスムーズさ、発音もしっかり出ています。
じぶんではうまく言えたと思っても Flowerにならない時は何かが少しズレています。スローモードで見て・聞いて比べましょう。
5. 実がなった状態 (Fruit)
お手本そのものにすべてがそっくり似ると実がなります。実がなったシードは、その感覚を定着させるために反復しましょう。
ネイティブが発話しても、すべてがお手本にそっくり似るわけではありません。リハーサルなしでは自分の話し方の特徴が出ます。
でも、ネイティブは少し練習すれば、聞いた発話を思い出し、同じようにまねることができます。この安定性が英語耳°です。
Let’s check!
再現度の評価に一喜一憂しないで大丈夫。大切なことは、何度もくりかえし聞き比べて、ちがいに気づくこと。
ならうで10回は、お手本と比べてから「えんじる」へ。
英語耳°の上達は、一貫してセリフを似せられるようになること。

Be a consistent practitioner!
