
ことば味わいセンス育め
楽しむプラクティス

A bird doesn’t sing because it has an answer, it sings because it has a song.
(鳥が歌うのは、答えがあるからではありません。歌があるから歌うのです)
心に歌があれば、自然に歌声になって現れる。学びも同じです。
You don’t learn because there is an answer. You learn because it’s fun.
(学ぶのは、答えがあるからではなく、楽しいから)
「たのしい、うれしい、おもしろい。」そう感じることが、自然に心を満たし、身体に染み込みます。「なぜだろう?」「え?そうだったの?」この小さな驚きが、あなたの中の遊び心を目覚めさせます。
ことばのセンスを育め

ことばのセンスは、こうした遊び心を養うことです。些細なことでも、へぇーそうなんだ、おもしろいなと、心を寄せることがその力を養います。例えば:
I’m sorry は「すみません」ではありません。sorryは、残念な思い、気の毒、申し訳ないといった気持ちを表す形容詞です。その語源は pain(痛み)を感じること。あやまる時だけではなく、相手の気持ちに寄り添うことばです。
Please は「してください」ではありません。このことばは、if it pleases you (もしそれがあなたの心にかなうなら)という気づかいから生まれました。相手に依頼する時、そこには 「あなたが気に入れば」 というやわらかな論理が隠れています。


Nurture your sense.
(感覚を養え)

原点は身体感覚にある

on は「なになにの上に」と覚えませんでしたか?しかし、それだと It’s on the wall. とか、I’m on it.というセリフのイメージが湧きにくいですね。onは「くっついている」という身体感覚からきています。言語は、1歳の頃から、そういった身体感覚から身につけます。覚
Have to は、なぜ「〜ねばならない」になるの?疑問に思ったことはありませんか? haveは、何かを持っている、という動詞。それが to(〜へ) とつながって、なぜ「ねばならない」になるのでしょう?実は、そこには省略された“持ち物”があります。 have something to do.
(やらなければならないことがある)この感覚が、I have to do it の背後に隠れています。
リソースを活かせ

言葉の意味は、頭で暗記するだけでは広がりません。そこには、身体の感覚と心の動きが深く関わっています。リソースやツールを使いながら、ことばのネットワークをつくる遊びを楽しみましょう。その楽しさが、あなたのセンスを研ぎ澄まし、「意味のスキーマ」を豊かに育てていきます。
Enjoy words, cultivate your sense.
(味わって センスを磨く 遊びかな)