思いのドリル

「ドリル」と聞くと、何を思い浮かべますか?

電動ドリル?
計算ドリル
?マーチングバンドのドリル?
防災・避難訓練のこともドリルと言います。

アメリカでは、トルネード(竜巻)ドリルもあります。

これらは、みな、おなじ「ドリル」です。
電動ドリルは、小さな穴をあける工具ですね。
避難訓練は、火事や地震に備えて、避難する予行演習です。

共通点があります。
それは、「一点集中」です。
ドリルが一点に穴をあけるように、ひとつのテーマに絞り、繰り返し練習すること。
ドリルとは、一点集中の反復練習のことを言います。

また、それは予行演習です。
将来、じぶんが行動できるように、場を想定して練習することです。

こんなことわざがあります。

Slow drops wear down stone.
(雨だれ、石を穿(うが)つ)

雨だれの水滴がポトリポトリと落ち、長い時間をかけて、石に穴をあける。
水滴による物理的な衝撃が繰り返され、そこに侵食・風化作用が重なって、驚くような結果をもたらします。

ドリル練習は、長くて複雑な演習ではありません。
シンプルな内容を、短い時間で行います。

いっぺんにたくさんするのではなく、日々少しずつくりかえすこと。
身体で覚えるのです。
ドリルは、継続です。

ただし、計算ドリルのように単調なものだけでは長続きしません。

ドリルと「ねがい」が一緒になる時、大きな力になります。
ねがいを、静かにじぶんをふりかえるドリルのように、日々、循環させること。

ひたすら、「がんばろう」とするのではなく。
ねがいのことばで声にして出力すれば、それが次の入力になり、その流れが循環していきます。

これを「ポジティブ・フィードバック・ループ(前進する持続力・循環力)」と呼びます。

Let’s check!

一点に集中してくりかえす、ドリルは成果をもたらす

英語耳°をつくるのも、「音の出し入れ」ドリル演習

思い、ねがいと共に、ドリルを継続すると大きな力に