上達の秘訣は、順にすること

私たちはふだん、ケタ違いのように思える回数をこなして暮らしています。歩くことも、話すことも、感じることも、無意識的に身体を動かしてプラクティスしているのです。

プラクティスとは身体動作として毎日することです。はじめのうちは慣れる必要はありますが、くりかえしくりかえし、ひとたび基本動作が身につくと、忘れることはありません。

You can’t run before you can walk.
(歩けないうちは、走ることはできない)

ダナ・サスキンドさんは、著書『Thirty Million Words』で、こう言います。

「歩けるようになる前に、走ることはできない。
「聞こえるようになる前に、話すことはできない。」

私たちの言語能力獲得は、声のことばに触れる回数に依存します。
声のことばを入力し、出力することで脳が発達するのです。

英語の学習も基本原理はおなじ。

どれだけ、声のセリフを入力した(聞いた)か。
どれだけ、それを再現し、アウトプットしたか。

英語の日常会話は、1音節(認知する音の最小単位)のことばが大半を占めます。

だから、プラクティスは、どれだけ音節を身体に入れ、身体から出したか、です。

You can’t speak before you can hear.
(音が聞き取れないうちは、話せるようにはならない)

ことばは、声の身体運動。
毎日することがプラクティスです。

やさしいことができないうちに、むずかしいことはできません。
やさしいことから順に基本動作が身につけると、忘れることはありません。

まず、やってみること。

失敗をたくさんすること。

だんだん、できるようになります。

プラクティスを続けさえすれば、かならず到達します。

Let’s check!

ことばは声の身体運動。プラクティスは、音の出し入れ。

ひとつのセンテンスを、何度も聞いて言葉に出すことの繰り返しが大切。

プラクティスを続ければ、必ず、前進できる