(13) Well, it'll take some time to get better.

💧いつも現れる「弱くて短い音」がツボ

🌱相手に語るつもりになる。

🌱声のリズムで意味が生まれる。

💧自然な発話では、1秒間に5回、円符がつらなります。seedはひと息で言える声のセリフで1.5秒くらいです。このSeed平均よりも少し長く、12 円符あります。色の粒が12ありますね。これを一気にまねるのはたいへんなので、はじめは小分けにしてやってみましょう。大きな円符のところを強く思い切って言います。

💧大切なことは、強く言うところ(ストレスとよびます)の間を弱く短く言うことです。英語が「速く」聞こえるのは、この「弱く短い部分」がくりかえし現れるからです。特に、日本語のカナモジ式と自然な英語とのギャップが大きいことばに、itやtoといった、よく知っている英単語があります。この部分をイット、トゥーというふうに、それだけを強く言う(=カナモジ式)のをやめると、強弱のリズムがつきやすくなります。英語の音になれない、いちばん大きな原因は、実は「かんたん」と思っている単語なのです。

🌱How is your back?と相手に気づかわれています。背中、腰のケガで調子が悪いんですね。でもしばらくすれば治る、と思いながら答えます。そんな気持ちになって言ってみましょう。カードを読むのではなく、顔をあげてそのつもりになるだけで発声が変わります。声のリズムは、無理やりつけるものではありません。ことばは何語であれ、リズムと共に話すのです。日本語にはカナモジ式のリズムがあるように、英語には英語のリズムがあります。それを表現したものが円符です。モジを読もうとすると、これまでのカナモジがでてきてしまいます。読まないでやってみれば自然にリズムがついてきます。相手に語りかける気持ち、想像力がその原点です。リズムで意味が生まれるのです。