なりきりコース トレイル2 Seed Pattern Practice (64) I miss you.
[プラクティスのポイント]
トレイル 2のテーマSeedでやりとりの場を想像するプラクティス。
挿絵にある情景、身振り手振りの空間をイメージしてみましょう。
セリフをアウトプットしながら想像することでセンスが身につきます。
いっしょにやって想像をはたらかせてみましょう。
そのあとでエンパレットのツボノートをみて復習しましょう。
[ニュアンスを日本語で]
はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。
なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。
*
どうして来なかったの?来て欲しかったなぁ。
いろいろやることがあったんだ。わるかったね。
**
調子はいかが?あなたがいないと変ね。
やあ、どう?
***
調子はどう。みんなさびしがってるよ。
ありがとう。問題ないよ。何かある?
[ツボノート]
このSeed Pattern Practiceの対話のイメージを持てれば、たいていの場面で使えます。
日本語にもなっている「ミスする」も、missという動詞から来ていますが、このことばの原義をつかみ、幅広く使えるようにしましょう。
単に「ミスする=失敗する」ではありません。
日本語のミスするは、取り損なう、受け損なう、何かを欠くことです。
つまり、何かが足らない状態になること。
I missed the chance.(チャンスを逃した)
I missed your call. (電話をとりそこなった)
ものが主語であれば、ない、いない、足りていない。
Something is missing.(何かが欠けている)
What’s missing?(何がいけないのかな?)
The boy is missing.(その少年は行方不明)
My bag is missing. (かばんがない)
Leadership is missing. (リーダシップが欠けている)
人が主語の場合、ないことに気づく、という意味で使われます。
I miss you.
日本語の「さびしい」にあたる場合もありますが、日本語の情緒的な「さびしい」だけでなく、相手やものごとがいない(ない)ことを、(ふと)実感することです。
We miss you.
一緒にいた人がいなくなった、遠く離れた時など。
日本語の表現では、たとえば、
いてくれたらよかったな。
いまどうしている?
We missed you.
この場合は、不在・欠席だったことに対する気持ちが表れています。
テーマ(64)には、以下のようなシードものせています。
No worries. You won’t miss much.
気にしないでいいさ。勝っても負けても、たいしたことないというニュアンス。
You won’t miss muchの、missするものは「勝ち負けの意味」のこと。
missとは、ないことを残念に感じること。勝っても負けてもあまり変わりがないことなので、残念に思わないだろう、ということです。
I miss those good old days.
good old daysは、楽しかったあの頃。あの日々をなつかしく思う、という意味になります。