なりきりコース Seed Pattern Practice (22) That's the way I am.
[プラクティスのポイント]
全部を正確に思い出すことではなくて、セリフとイメージのつながりをつけていくことがプラクティスです。挿絵の、身振り手振りの空間イメージを思い出してみましょう。
「ゆだねるプラクティス」は、一字一句おなじように言わなくてもかまいません。思い出せない場合もあるでしょう。
まず、カードのタイトルシードを言ってみましょう。あとでminiプラを見直してみると、あーこれだったな、と思い出します。
うまくいかない体験もまた、プラクティスなのです。そのようにして、じぶんからアウトプットし、それをくりかえすことで、セリフのつながり感、情景イメージが定着していきます。
英語のセンスは、発想のパターンを身につけることです。日本語とはちがう発想パターンです。続けていくうちに、シードのつながり方、その雰囲気を感じ取れるようになります。
[ニュアンスを日本語で]
はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。
なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。
*
なんで、そんなに働かないといけないの?
まぁ、そういう性分なんだよ。
**
あなたは、おもいやりのある人ね。
ありがとう。気づかいするタイプなんだ。
***
何事にもチャンレンジする人。そうでしょ?
そのとおり。それが信条だよ。
[ツボノート]
the wayは、方法、やり方、道筋といった意味で、幅広く、いろいろな場面で使われます。
ここでは、じぶんのやり方、生き方、性分・性格という意味あいで、自己表現をするセリフです。
それが、オレのやり方さ。
そんな調子なんだ、ぼくは。
そういうのが好きなの、私は。
the wayは、〜のように、〜どおりに、〜の調子で、といった意味の副詞句としても、たいへんよく使われます。
I like it this way. (こうするのが、いいんだよ)
I want it that way. (そんなふうに、やってもらいたい)
That’s the way I like it. (そういうやり方が気に入っている)
That’s the way it is. (まぁ、そんなもんだよ)
Is this the way you do things? (いつも、こんな調子なの?)
テーマ (5) What’s going on? のところでも書きましたが、やさしいことばを使いこなすことがセンスを高めることになります。
日本語の発想は、ふだんの会話では、オノマトペ(雰囲気を音で表現することば)が多用される一方、漢字を使った名詞が表現の中心になる「かきことば」も欠かせません。
そのため、英語でやさしく言うことが、かたい表現になりがちです。
たとえば「脳のしくみ」というと、「しくみ」という名詞の英単語を考えようとするかもしれません。
それは、「脳の機能です」という時、
That’s the way how the brain works. といった表現がやさしく、また、ふつうに聞こえます。
the wayは、howとおなじ意味ですから、こんなふうに覚えるとよいでしょう。
That’s how (=the way) it works.
That’s how (=the way) I am.
なお、That’s the way I am. という表現は、じぶんの信じること、目標や抱負を表す表現にもなります。
自己流、じぶんのやり方について、ポジティブに捉えた表現として使われることが多いことばです。