Seed Pattern Practice (11) Give it a try.

トレイル 1のテーマSeedを使ってやりとりの場を想像するプラクティス。挿絵にある情景、身振り手振りの空間をイメージしてみましょう。思い出せない、うまく言えないことも大切なプラクティスです。あとで見直して、あーこれだったな、と思い出します。そのように、じぶんからアウトプットすることで、セリフのつながり感が身につきます。
[プラクティスのポイント]
全部を正確に思い出すことではなくて、セリフとイメージのつながりをつけていくことがプラクティスです。挿絵の、身振り手振りの空間イメージを思い出してみましょう。
「ゆだねるプラクティス」は、一字一句おなじように言わなくてもかまいません。思い出せない場合もあるでしょう。
まず、カードのタイトルシードを言ってみましょう。あとでminiプラを見直してみると、あーこれだったな、と思い出します。
うまくいかない体験もまた、プラクティスなのです。そのようにして、じぶんからアウトプットし、それをくりかえすことで、セリフのつながり感、情景イメージが定着していきます。

英語のセンスは、発想のパターンを身につけることです。日本語とはちがう発想パターンです。続けていくうちに、シードのつながり方、その雰囲気を感じ取れるようになります。

[ニュアンスを日本語で]

はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。
なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。


やってごらんよ。まちがえたってだれも気にしないから。
そうだよね。やる気がでてきた。

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いちばん大切なことは?
やってみること。プラクティスするだけ。

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減らすことで得るものがふえる、でしょ?どうやってやるの?
まずやってみて。すると、意外にかんたんだよ。


[ツボノート]

giveは、 じぶんから出す、放つ、渡す、あげる、授けるという、「じぶんから出ていく」イメージで捉えてみてください。give という動詞も、getとおなじように、実にたくさんのフレーズをつくります。それらをひとつひとつ覚えようとしても、キリがありません。

「give =(ものを) あげる」というふうに、1:1対応で、単語を覚えるのではなく、giveということばのもつイメージを身につけることです。あとは、表現になれればよいのです。つまり、本質的な意味を知ることなのです。

give it a try. という表現も、「それにトライをあげる」では、何のことか、わかりませんね。
it は、話題になっていること、状況を指します。そのことに対して、じぶんから、a try (やってみるという気持ち)をアウトプット(出力)するイメージです。

give it a thought(考えを出してみる、考えてみる)
give it a go(やってみる、すすめてみる)
give it a shot (ねらってみる)

次のようなフレーズも、giveが、じぶんから放つこと、出すことをイメージしてみましょう。

give up(あきらめる←見放す、放り投げる、さじを投げているイメージ)
give in(降参する、負ける←相手の手中に、譲り渡すイメージ)

get と giveは、英語のセリフの中でも最も数多くの表現をつくる動詞です。
センスを身につける、というテーマで言うと、じぶんの状態が変わる、ふたつの方向性(入ってくる、出ていく)というセットで身につけることで、多くのことばのつながりをつけやすくなります。