Seed Pattern Practice (8) Do it now.

トレイル 1のテーマSeedを使ってやりとりの場を想像するプラクティス。挿絵にある情景、身振り手振りの空間をイメージしてみましょう。思い出せない、うまく言えないことも大切なプラクティスです。あとで見直して、あーこれだったな、と思い出します。そのように、じぶんからアウトプットすることで、セリフのつながり感が身につきます。
[プラクティスのポイント]
全部を正確に思い出すことではなくて、セリフとイメージのつながりをつけていくことがプラクティスです。挿絵の、身振り手振りの空間イメージを思い出してみましょう。
「ゆだねるプラクティス」は、一字一句おなじように言わなくてもかまいません。思い出せない場合もあるでしょう。
まず、カードのタイトルシードを言ってみましょう。あとでminiプラを見直してみると、あーこれだったな、と思い出します。
うまくいかない体験もまた、プラクティスなのです。そのようにして、じぶんからアウトプットし、それをくりかえすことで、セリフのつながり感、情景イメージが定着していきます。

英語のセンスは、発想のパターンを身につけることです。日本語とはちがう発想パターンです。続けていくうちに、シードのつながり方、その雰囲気を感じ取れるようになります。

[ニュアンスを日本語で]

はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。
なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。


君がよければ、そうしたいんだけど。
問わないと、何もとげられない。だから、すぐやるべき。

**
プラクティスありき。毎日すること。
それ、だれでもできることじゃないよね。

***
いますぐやりな。チャンス到来。
いま?じかんがいるよ。

[ツボノート]

do は、作業や仕事を行うことを表す動詞です。
日本語の「する」に当てはまることは確かですが、「do = する」というふうに、単語と意味を1:1であてはめて覚えると、とてもやさしいはずのやりとりがわからない、といったことも起きます。

たとえば、What do you do? と聞かれた時、何と答えますか?
「あなたは何をするのですか?」と言われても何のことかわかりません。

これは、あなたの仕事は何ですか?という意味です。
学生なら、I’m a student. とか、I go to high school. といった受け答えになるでしょう。

What are you doing? も、「何をしているか?」という行為を聞いているのではありません。
日本語でも「何してるの?」と言えば、「なんでそんなことやっているの?」といった場面が思い浮かびますね。何を「しているか」を聞いているのではなく、なぜしているかの、理由や事情を聞いているわけです。

Do it now.
ことばはやさしいですが、「いますぐやる」「すぐ行動に移す」「先のばししない」「後回しにしない」など、いろいろな表現があいます。

do ということばは、行動、実践といった日本語がぴったりくることが多くあります。
それは、単に「訳す」とそうなる、ということではなく、doということばで表されるイメージを、日本語にすると、そのような広い意味まで含んでいるということです。

日常表現としてもよく使われますが、「do = する」と覚えていると、応用がききません。
ことばの意味の基本イメージをもつことが大切なのです。

Do it every day. 毎日、実践せよ。
Be a doer. 行動する人間であれ。
Do it right away. すぐ行動にうつせ。
Don’t do it now. 当面は保留して。やめといたほうがいい。
That will do. それでいいよ(使えるよ、役に立つよ)。