it – 音の長さがちがう!

手本のように「口が回らない」のはなぜ?
その原因のひとつは、リズム感のちがいです。

具体例の典型が、itの音です。

Do it nowというセリフ。itのTを言わずに、かなりうまくできたかな、と思いますよね。

そうなのですが、実はまだ大きな違いがあります。

そして、その違いが上達のカギを握ります。
この動画をごらんください。

日本語耳だと、本来短い音(to, can, you, what, it, of..など)が倍以上の長さになってしまいます。

たいした差ではない、と思うかもしれませんが、決してそうではありません。

英語で使われる単語(音節)の半分以上は、たった50語ほどの単語(機能語といいますが、日本語でいえば、てにをはのようなことば)で占められています。

なので、常に積み重なって、大きな違いになります。

小さなちがいを修正することが手本に近づく最短の道です。

それらは最もやさしく頻度の高い、itやdon’tといった音なのです。

手本は確かに速く聴こえますが、速く言っているのではなくて「短く」言っているわけです。

短く言うと単語、長く言う単語と交互にメリハリをつける、ということでもあります。

それからリズムは運動神経なので、もちろん、筋肉をすばやく動かすこと、そのためには、いったんセリフを覚えることです。

手本のように口が回れば、そのセリフは聞き取れますし、英語らしく伝わります。

Let’s check!

it の音。手本をスローでよく聞いてみよう

音の長さのちがい=リズム感のちがい=音の認知・運動感覚のちがい

ほんの0.1秒のリズム改善が英語耳°づくりの道