セリフで、情景を思い浮かべよう!

声を出して、場面や情景を想像するプラクティスです。

想像もプラクティスがいります。
思い浮かべる練習をせずに、想像力をつけることはできません。

セリフを演じながら、情景を思い浮かべてみましょう。

It’s a give-and-take.

朝の風景。トマトジュースを飲んで、これから出かけるところでしょうか。

交換しよう
おたがいさまだね
公平にやろう
持ちつ、持たれつ

give-and-takeは、日本語でも「ギブ・アンド・テイク」と知られる通り、お互いの利益になるように、という意味です。

「互いの損得をおなじにする」という場面はたくさんありますね。
こんなセリフもあります。

Let’s help each other.
(お互い助け合おう)
You get what you give.
(出した分だけ、返ってくるよ)
What goes around comes around.
(じぶんがしたことは、じぶんに返ってくる)

Give me background information.

オフィスの一場面。
上司のセリフ。

どういう事情なのか、教えてくれ。
背景が知りたい。
事前情報をくれないか。

background informationは、事情、背景、経緯に関する情報のこと、といった意味になります。

おなじセリフが、部下が上司にたずねる場合でも使えます。

どういった経緯(いきさつ)でしょうか?

Don’t give in.

風雨にも負けず、練習しています。

負けるな
へこたれるな
折れるなよ

give upは、あきらめる、やめる、という意味。
give in は、負ける、屈する、降参するという意味です。

upは、上に放り投げる、投げ出してしまうイメージ。(途中であきらめる)
inは、じぶんの中に、しまい込むイメージ。(屈して負ける)

Give it your best shot.

思い切りやってみよう。
ベストを尽くせ。
全力で挑戦してみて

ダーツの場面。
文字通り、ベストショットを狙え、というシーンです。

似たようなセリフに、Do your best.があります。
Give it your best shot.は、思い切って何かをする、トライする、というイメージが強いことばです。

応援者がはげますことば。

Every day is a gift.

おばあさんが孫からのプレゼントをもらっている場面でしょうか。

毎日が贈り物。
今日という日はかけがえがない。
一日一日が大切なプレゼント。
毎日生きられることがありがたい

日々を大切にする、という思いのこめられた「感謝のことば」です。
もらったプレゼントのことではなく、このような幸せに恵まれていること。
それが、天からの、ありがたい授かりものだと言っているのです。

Life is in the giving.

早朝、公園のゴミを掃除している場面のようですね。
自発的に、人の役に立とうとしている姿。

人生の価値は、人に捧げる行為にある。
生きがいは、人に与えることから生まれる。
人からもらうことよりも人にあげることが大切。


生きていることの価値、人生の意味は、与えること、捧げることの中にある、という意味です。
自分が得すること、手にすることばかり、考えるのではなく、感謝していきること、人のためになることが大切。

ゴミの掃除という行為が奉仕の心を表します。
具体的な行動を通してこそ、学べる。そういうニュアンスのことば。

プラクティスも、givingが大切です。
読んで知識を入力する「インプット」だけでなく、じぶんの身体行為を通して「アウトプット」すること。

アウトプットするから、記憶に定着し、自動的にふるまえるようになるのです。

Let’s check!

想像力も、プラクティスで培われる

セリフを演じて情景やニュアンスを知ると、記憶に刻まれる

プラクティスもGiving(アウトプット)することが、より大切