Seed Pattern Practice (8) Do it now.
英語のセンスは、発想のパターンを身につけることです。日本語とはちがう発想パターンです。続けていくうちに、シードのつながり方、その雰囲気を感じ取れるようになります。
[ニュアンスを日本語で]
はじめに、テクストや、日本語の意味をみないでプラクティス。
なれた後に、雰囲気のイメージを結びつけてみましょう。
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君がよければ、そうしたいんだけど。
問わないと、何もとげられない。だから、すぐやるべき。
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プラクティスありき。毎日すること。
それ、だれでもできることじゃないよね。
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いますぐやりな。チャンス到来。
いま?じかんがいるよ。
[ツボノート]
do は、作業や仕事を行うことを表す動詞です。
日本語の「する」に当てはまることは確かですが、「do = する」というふうに、単語と意味を1:1であてはめて覚えると、とてもやさしいはずのやりとりがわからない、といったことも起きます。
たとえば、What do you do? と聞かれた時、何と答えますか?
「あなたは何をするのですか?」と言われても何のことかわかりません。
これは、あなたの仕事は何ですか?という意味です。
学生なら、I’m a student. とか、I go to high school. といった受け答えになるでしょう。
What are you doing? も、「何をしているか?」という行為を聞いているのではありません。
日本語でも「何してるの?」と言えば、「なんでそんなことやっているの?」といった場面が思い浮かびますね。何を「しているか」を聞いているのではなく、なぜしているかの、理由や事情を聞いているわけです。
Do it now.
ことばはやさしいですが、「いますぐやる」「すぐ行動に移す」「先のばししない」「後回しにしない」など、いろいろな表現があいます。
do ということばは、行動、実践といった日本語がぴったりくることが多くあります。
それは、単に「訳す」とそうなる、ということではなく、doということばで表されるイメージを、日本語にすると、そのような広い意味まで含んでいるということです。
日常表現としてもよく使われますが、「do = する」と覚えていると、応用がききません。
ことばの意味の基本イメージをもつことが大切なのです。
Do it every day. 毎日、実践せよ。
Be a doer. 行動する人間であれ。
Do it right away. すぐ行動にうつせ。
Don’t do it now. 当面は保留して。やめといたほうがいい。
That will do. それでいいよ(使えるよ、役に立つよ)。