セリフで、情景を思い浮かべよう!

ことばのプラクティスは、声を出して、場面や情景を想像する練習です。

練習するから、すぐに思い出したり、ことばにしたりできるのです。
一度も練習せずに、できることはありません。

プラクティスに出てくるセリフをピックアップ。セリフを演じながら、情景を思い浮かべてみましょう。

I feel like I can do anything.

朝の風景。トマトジュースを飲んで、これから出かけるところでしょうか。

何でもできそうな気がする
恐れるものは何もない
よーし、がんばるぞ

I feel like..は、という表現がよく使われます。
気がする、かもしれない、という意味あい。

これから何かの試合に臨むとか、イベントに参加するとか、何かをやろうとしているところですね。

You can try it as many times as you want.

にぎやかな街のお祭り
子どもたちの楽しそうな笑い声が響く中、ダーツの屋台が並んでいます。
的を狙う子どもたちとお店の人の会話。

何回挑戦してもいいんだよ。
好きなだけやってごらん。
納得いくまでトライしてごらん。

的に当てると景品があるのでしょう。
的を外してしまう小さな子どもに、にっこりと微笑みながら優しく声をかける、セリフ。

何回でも挑戦していい、という励ましのことばは、いろんな場面に使えます。
もちろん、英語耳°のプラクティスにも。

Can I make myself clear?

私の言いたいこと、伝わってるかな?
先生の説明、理解できたかい
話は明快かな?

教室の風景。大切な指示や説明をする場面。
じぶんをクリアにする、とは「わかりやすく」話すことです。
相手に伝わっているかを確かめることば。

先生になったつもりで、言ってみましょう。

I can’t help it.

仕方ないね。
ぼくのせいではない。
なるようにしかならない。

魚を逃がしてしまった?
糸が切れてしまったとか、何かうまくいかなったのでしょう。

じぶんではどうしようもない、じぶんのせいではない、ということを言いたい場面、ありますね。
I can’t help it. 他に、こんな場面で使えます。

⚫︎じぶんの癖や習慣
好きなものをつい食べてしまう。
「I can’t help it. (がまんできないよ)」

⚫︎じぶんの感情
思わず、笑ってしまった。
I can’t help it. (笑うつもりはないんだけど)

⚫︎避けられない状況
電車が遅れて、遅刻した。
I can’t help it.(しょうがないよ)

This is all I can do.

これで精一杯。
これ以上、できないけど。
これぐらいでどう?

何かを依頼された時。
ベストを尽くした、という場合もありますし、じぶんの限界を認識して言う場合も。
言い訳にも使われるセリフ。

これ以上、無理。わるいね。
これが限界。わかってよ。
精一杯やっている。すごいでしょ。

You can do it one step at a time.

階段を一段ずつ登っていくイメージです。

一歩ずつ進めばいい
少しずつやればできるよ
焦らず、順にやろう
だんだんうまくなるよ

「一度に、一歩」とは、いっぺんにやろうとしないで、というアドバイス。
英語耳°のプラクティスもおなじです。
1ユニットずつ、順にやっていきましょう。

気を楽にして、前進することが大切。
一度に無理してやらないこと。
物事には順番がある。

You can only change your next action.

思うようにならない時。
だれにもわかってもらえない時。
そんな気持ちになる時に、このセリフが効きます。

変えられるのは、じぶんの次の行動だけ
じぶんで変えられるのは、次にすることだけさ
じぶんの行動ありき

周りの世界を、じぶんが思うように変えることはできません。
じぶんが期待するように他人の気持ちを変えることもできません。
そうです。じぶんの行動を変えればよいのです。

過去のことは気にしないでいい、次の行動次第。
他人の言うことを気にしないでいい、じぶんの取る行動が大切。
じぶんの行動を変えれば、物事も変わって見える。

プラクティスで最も大切なことは、そのつもりになって演じることです。

絵をみて、その気分になってみましょう。
そうするだけで、あなたのセリフにも変化が現れますよ。

Let’s check!

セリフを演じることで、情景が思い浮かべられる

場面を想像して演じると、セリフの音とリズムも身につく

いいセリフを「じぶんを励ますことば」として体得すると、いつでも使える