練習の矛盾を克服する
集中している間はよいのだけれど、結果を気にするとうまくいかなる。集中しているかどうかに意識が向くと、集中がとぎれてしまう。そういう経験がある人は多いのではないでしょうか。
トーマス・スターナーさんは言います。
どんな練習も、肝心なのはプロセス、結果ではない。結果に気が向くのは、「判断」しているから。
いい・わるいの評価を瞬時にしている。知らないうちに、ある理想の尺度にあわせている。自分自身の「判断」が実はバリアになってしまうのだ、と。
脳は、状況を先回りして、まだ事が起きる前から「失敗しないように」という瞬時の判断ができます。私たちが、生まれてこの方、身につけてきたものです。