心は不思議

真鬼も魔もみな人の心より
描きあらわしたるものなれば
鬼神も幽霊も不思議にあらずして
心そのもののひとり奇々怪々
不可思議なることを知るべし。

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円了学舎

井上円了没後百年記念・円了国際会議において。
エンパシームファウンデーションは、東洋大学井上円了研究センターへの支援・協力により現代テクノロジーを組み込んだエンパシーム・プラッフォーム「えんろ」を活用した、『円了学舎』の特別展示・発表をいたしました。

『円了学舎』は、スマートフォン上で実現する、円了先生との「学びの舎」です。円了先生の「声ことば」とふれあい、日々の自己を結びつけながら、友と学びをわかちあうことができます。

師と共に学ぶ。友の共に学ぶ。「共にある」という思いが、目に見えない大きな支えになります。

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不思議は楽しい

かくだんだん論じくればくるほど
宇宙の霊妙不可思議なることが分かりて
実に老を忘れ
貧を忘れ
苦を忘れ
病を忘れ
死を忘るるほどに
愉快であります。

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私自身が不思議

吾人は実に不可思議の空気中にありて
不可思議を呼吸して生存すといって可なり。
この世界すでにみな不可思議なれば
われ自身もまたついに一不可思議物たり。

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知行合一

主義上の争論をやめ
よろしく自己の身に体して着実に履践するをもって
第一の務めとなさざるべからず。

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自然から学ぶ

星辰も教師なり
山川も教師なり
ないし禽獣虫魚、木竹草苔みな教師ならざるなし。

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活学問には現場が大事

書物の上に書かれたるものは
死んだ学問である。
人が社会に活動して居る状態を見るのは
活きたる学問である。

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安心が何よりも大切

人間は生きているに
衣食住が一番大切であると申すけれども
衣食住よりモット大切のものは
安心するということであります。

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円了の中道

諸説相合して
よくその中を得たるもの
これを円了の中道と称するなり。

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中庸が大切

世論の右に偏するをみれば左をとり
左に傾くをみれば右を選ぶことあるも
その目的は常に中を維持するに外ならず。

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無意識を鍛える

習慣によりて意識は無意識に変じ
有意作用は無意作用に変じ
最初困難を感じたることは
平易に変ずるものなり。
みな反復積習によりて
その進歩を見るなり。

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精神の原動力は徳

万有万象は物界では日輪これを照らし
心界にありて意識これを照らす。
一は物界の進化によりてその形を現し
一は心界の進化によりてその徳をあらわす

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哲学は世界平和に貢献する

戦争は我目的にあらずして
一時の手段に過ぎず
其期する所は
東洋の平和を永遠に維持せんとするにあれば
今より平和の経営を計画せざるべからず。

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学説は実となる

古代の妄説は花のごとく
今日の学説は実のごとく
妄想の花散じて
はじめて真実の実を結びしものと
見て不可なからん。

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迷信を退治したい

隅から隅まで迷心の大掃除を致し
以て人をして安心させてやりたいものであります
余は之を迷信退治と名づけます。

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迷心は安心の反対

迷心とは安心の反対にして
物事の道理に暗く
自分の思ふ様に往かない時に
色々の妄想を起して迷ひ出すことであります。

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天地万物みな不思議

不思議といえば
天地万物みな不思議に相違ない。
もし、これを不思議とせなくば
世界に一の不思議なしといいてよろしい。

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妖怪により神秘を解明

偽怪を研究するときは
社会、人情の秘密を知ることを得
仮怪を研究するときは
万有自然の秘密を解くことを得
真怪を研究するときは
宇宙絶対の秘密を悟ることを得るわけであります。

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妖怪は人の心に住む

人間の心全体が
妖怪の幻灯仕掛けにできておりますから
ちょっと心の灯を点じても
ただちにいろいろの妖怪があらわれてきます。
ゆえに、社会万般の現象は
大抵みな妖怪の現象と申しても差し支えありますまい。

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妖怪は心の鍵

妖怪研究はいかにも不思議なものであると考えます。
これは、人心の秘蔵を開く唯一の鍵と申してよろしい。

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宗教の内から迷信をなくす

全く神仏を誤解して
己の私利私欲をほしいままにする
道具に使用せんとするやからがある。
宗教門内に迷信的信仰を打ち払って
正しき信仰の起こるようにしたいと思うの一念より
妖怪研究に取りかかった次第である。

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自然はすべて妖怪

余は人の真怪の有無を問わるるに対し
日月星辰、山川草木ことごとく真怪なりといいて答えておる。
かかる大怪に比すれば
狐狸、天狗、幽霊などは妖怪とするに足らぬものである

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霊魂は不滅

己一人は朝夕安楽の天地に心を遊ばしむるも
広く社会の不幸多苦の人に
せめて精神上の満足を与えんことを祈念して
さきに妖怪の原理を説き
今また、霊魂の不滅を論ずるに至りました

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妖怪は面白い

先年来、自ら妖怪学を研究して
一層この不思議の妙味を感ずるようになり
爾来、妖怪を神のごとく崇め奉りて喜んでおります。

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妖怪は不思議

世間一般の妖怪は
一面は物理の上より説明せられ
一面は心理的精神作用に帰するものにして
研究の結果、帰着点は奈辺にあるかといえば
ついに吾人の精神の妙用なることを感ずるのみ。

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妖怪学の効能

今日の宗教家も教育家もともに
迷雲妄霧の中に彷徨して
帰宿する所を知らず。
しかして、よくこの雲霧を一掃すべきものは
実に妖怪学の講究なり。

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実験は慎重に慎重に

その身に実験したることにあらざれば
確実となすべからざるかというに
自ら実験したるもの
なお確信し難し。

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天は公平無私

およそ天の道は公平無私にして
人間のごとく偏頗の私心あるものではありませぬから
人の方で自分勝手に願った祈りだとて
天はそれがために
規則をまげるようなことは決していたしませぬ。

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活書を読め

請う、世の有識の士
活眼を開きてこの天地の活書を読め。
必ず大いに覚了するところあらん。

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グズグズしていては駄目

なんらの使命を果たさず、
遊惰放蕩をもって一生を送るにおいては
実に宇宙の大罪人たるを免れず
天地もいれざる大逆賊に比すべきものである。

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徳目はすべて忠孝に帰する

余案ずるに忠孝の意たるや
之を小にしてはよく其身を修め、其家を斉へ
之を大にしてはよく社会国家をして
富強ならしむるの謂にして
倹約、勉強、忍耐、誠実、博愛、自重等の諸徳は
皆其中に含有すと信ずるなり

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忠孝の真の意味を学ぶ

国民皆忠孝を知りながら
民力を養い国勢を隆んならしむること能わず。
是れ忠孝の未だ其意を尽くさざる所あるに起因す。

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苦労は厭わずに

一生送り易し、今の世に於て
誰れか悲観の淵に沈まんや
我やさき、人やさき、苦を厭はず、勞を厭はず
互に競うて働く人は必ず福禄を招くといへり。

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苦あれば楽あり

ただ熟慮考究、忍耐精励して
高等なる精神上の快楽と
永遠の幸福とを求むることこそ
吾人の希望するところである。

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少数意見も大切に

実際上にありて考うるときは
中も必ずしも中を得るにあらず
偏もかえって中を得ることあり。

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どんな物質にも魂が宿る

余がいわゆる霊魂とは
すなわちこの物質内包の力
すなわち妙力にほかならざれば
幽冥世界というもまた
この力の世界というにほかならず。

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万物が放つ光明

吾人の意識より発するところの光明は
すなわち世界内包の光明なり。
しからばすなわち、世界の進化とは
この世界内包の光明がようやく外界に向かいて
開現することにほかならずと。

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悲観は大敵

厭世はわが敵なり
悲観はわが賊なり。
この賊を破り
かの敵を払い
悠々自適の境界を現界において送らんことを期す。

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心の中の絶対者に会おう

吾人もし心底の最も深き所に理想の水を湧かして
わが心と絶対の体と相冥合するに至らば
天地万有は
わが心中に存すといって可なり。

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真理は差別しない

真理すなわち理想の体は平等無差別にして
始終なく前後なく
あたかも円埓そのもののごとし。

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真理の世界を楽しもう

純正哲学を学ぶ者は
常に深遠微妙の真理世界に逍遥するが故に
ただに愛真の情を養うのみならず
感覚上の快楽を営求せず
道理界裏に無上の楽境を開くに至る。

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迷信を取り除く

世に妖怪多しといえども
要するに一片の迷心にほかならず。
その迷心を去れば
道徳革新の功
またおのずから期すべし。

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時勢に応じた活仏教

発達的学風はすなわち
その時勢に適応して説くものなり。
もし単に注釈的学風によらば
仏教は死物とならん
これに反して発達的学風によらば
仏教は活物とならん。

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成功したら社会に還元

果たして能く成功に至らば
社会に益し国家を利し
亦(また)安(いずく)んぞ其(その)世運開進の一大補助とならざるをしらんや。

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多様な見方をまとめる

物界を起点としたる観察
心界を根拠としたる論証
経験を主眼とせるもの
認識を本位とせるもの等
いずれも一理ありと考定し
これらの諸見を総合集成して
相含無尽説を帰結するに至れり。

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学者の本分は人を助けること

いやしくも世間に立ちて
自ら世の風教を任ずる学者は
己の満足をもって足れりとせず、
かかる悲境に呻吟せる人を
精神上より救助する道を構じなければ
学者の本分は立つまいと考えます。

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哲学の中道

存するがごとくにして
かえって存せず
存せざるがごとくにして
かえって存するものなりと立てざるべからず。
これを哲理の中道となす。

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不正の哲学は災いをもたらす

真正の哲学は
実に国家を益し
社会を利し
人間世界に無上の幸福を与うるものなれども
不真不正の哲学は
その反対の結果をきたすの恐れあり。

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哲学で楽観的に生きよう

哲学の極意は
理論上宇宙真源の実在を究明し
実際上其本体に我心を結託して
人生に楽天の一道を開かしむるに外ならず。

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哲学は人生のものさし

哲学は実際に在って
直ちに世間を支配するものでもなく
機械を拵へるものでもないが
世間人事の尺度(ものさし)となるは哲学に違いない。

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哲学は万学の王

哲学は学問世界の中央政府にして
万學を統轄するの学と称するも
決して過褒の言にあらざるなり。

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