西洋の向上哲学に
向下の一道を開かしむるこそ
我邦の哲学使命にして
我々の天職なるべけれ。

現代語で言うと

西洋の純粋哲学に、
応用の道を開くことこそ、
日本の哲学者の使命であり、
我々の天職となるであろう。

※井上円了は、「向上するは向下せんがためなり」という。円了にとって、向上とは哲学の研究であり、向下とは、実践哲学のことである。

出典:「哲学の極致」