隅から隅まで迷心の大掃除を致し
以て人をして安心させてやりたいものであります
余は之を迷信退治と名づけます。

現代語で言うと

隅から隅まで迷信の大掃除をし、
そして人を安心させてやりたいのです、
私(円了)はこれを迷信退治と名付けました。

※井上円了(『迷信と宗教』参照)は、迷信退治は教育ではなくて宗教の範疇として、「われわれが運命に迷ったる場合に、わが微弱なる心を世界の大精神の地盤の上に樹立せしめて、一点の迷いの起こらぬようにするのが宗教である。よって、神仏も宗教も物質界の規則を支配するにあらずして、精神界の帰所を指導するものと見なければならぬ」と迷信を正信に変える手法として、人の心を神仏の大良心と合体させる必要があると説く。

出典:「妖怪研究の結果」