かくだんだん論じくればくるほど
宇宙の霊妙不可思議なることが分かりて
実に老を忘れ
貧を忘れ
苦を忘れ
病を忘れ
死を忘るるほどに
愉快であります。

現代語で言うと

妖怪を研究をすればするほど、
宇宙は尊く不思議であることが分かって、
実際に、老いを忘れ、
貧困を忘れ、
苦を忘れ、
病気を忘れ、
死を忘れるほどに、
愉快である。

※『論語』に、「博く学びて篤く志し、切に問いて近く思う。仁、其の中に在り」とある。すなわち学問の態度と方法は、①出来るだけ広くしかも深く、②集中して熱心に、③切実な問題意識を持って、④身近なところから考える、といえる。

出典:「霊魂不滅論」・第一五回