主義上の争論をやめ
よろしく自己の身に体して着実に履践するをもって
第一の務めとなさざるべからず。

現代語で言うと

主義・主張で論争をするのはやめて、
自ら動いて着実に実践することを、
第一の務めとしなければならない。

※陽明学では、ランク付け、評価、習慣化された惰性など、分けることに弊害があると説く。過去の実績にあぐらをかかず、未来の可能性もあてにせず、「今」というもうこれ以上分けられない時間相に、生の全エネルギーを投入することを、「知行合一」と言い表している。瞬間では「知」と「行」は分けられないのである。そして、一瞬では心と直観だけが存在し、それは分けるという日常感覚から脱出しないと得ることができない。

出典:「孔孟の教え、これより興らん」