吾人の意識より発するところの光明は
すなわち世界内包の光明なり。
しからばすなわち、世界の進化とは
この世界内包の光明がようやく外界に向かいて
開現することにほかならずと。

現代語で言うと

あなたの意識から発せられる光明は、
万物に内包されているのと同じ光明である。
そうであるならば世界の進化とは、
この万物内包の光明が外部に向かって
放出さることである。

※43番目とセット。
※儒学者・三輪執斎(1669-1744)は、「心の本体は即ち人心に宿れる天神なり、これ光明、人の意念に渡らず、自然に是非を照らす、是れを良知という」と説いている。人間の心には完全なる善性である「良知」、すなわち先天的な能力が備わっていて、心の曇りを取り除けば、心に本来の光明がよみがえるということである。

出典:「妖怪学講義」・理学