万有万象は物界では日輪これを照らし
心界にありて意識これを照らす。
一は物界の進化によりてその形を現し
一は心界の進化によりてその徳をあらわす

現代語で言うと

物質世界では太陽が宇宙の万物を照らし、
精神世界では意識が万象を照らす。
一つは物質世界の進化によってその形が現われ、
また一つは精神世界の進化によってその徳性をあらわす。

※井上円了は、大学生の時に、当時の最も新しい欧州の進化論を勉強し、興味を持ち、それを武器として、キリスト教を批判した。また、仏教は進化論に十分耐え得ると主張した。

出典:「妖怪学講義」・理学