表面のそのまま一物体にして
裏面のそのまままた一物体なり。
ただその見るところ異なるに従って
表裏の差別を現ずるのみ。

現代語で言うと

表面はそのまま一つの物体であり、
裏面も表面と同じ物体である。
しかし見方が変わることで、
表裏の差別が現れる。

※物事を目先だけで判断して、一面的に見る、あるいは枝葉末節に走る、または消極的に考える、などは表面的なモノの見方である。これらとは反対に、先を見すえて、多面的に、本質を求め、積極的に思考する、などは色々と見方を変えることであり、これが大切である。

出典:「哲学一夕話」・第一編