官々となる金石の声よりも
民々と呼ぶ蝉ぞこひしき。

現代語で言うと

学者は政府の言いなりになるよりも、
国民のニーズに寄り添う方がよい。

※井上円了は、世界一周旅行を三回も行った。自分の目で見て、世界を確かめることを大切にし、そこから得た良いことを帰国後すぐに実行した。また、哲学館事件以後、行動や思考を自由にするため、官からの独立自活をめざした。

出典:「奮闘哲学」・第二一節