肝心なことをひとつだけ

よい習慣をつくる「はじめに」

はじめに何をしたらよいかというと、身のまわりを、ちょっとかたづけることです。
ただ単に、かたづけてきれいにすることなのではなく、いちばん大切なこと、ひとつだけに集中することです。

いつでも、これからすることが、目に見えてわかるようにしておくこと。

それをみたら、しぜんに触れられて、すぐはじまっているような状態をつくっておくことです。

逆に言うと、何かが続かなくなる要因、そのはじまりは、そこにあります。

習慣の作法(はじめ)

習慣化には作法が必須

チャールズ・ドゥヒッグさんは、このように説明します。

「習慣をつくる3つの要素は、合図(きっかけ)・ルーティン・ほうびである。」

 
① はじまりを促す合図
たとえば「明日朝、ジョギングしようと思えば、ベッドの脇にランニングシューズを置いておく、など。
 
② その合図で、いつもとおなじように行動(ルーティン)がはじまり、結果がえられること

③ その結果を確認するかのように、ほうびをあげること。

習慣:いちばん肝心なこと ⑧ みちゆくときよ

エンパシームメソッドは、じぶんでつくるエンパシームをつかって、毎日循環するしくみにするメソッドです。
「あ・ゐ・て・に・ふ・す・い・ま」の身体作法で、じぶんをエンパシームに映し、その自然な流れを写真のように記録します。

それを再現して、くりかえし、ふりかえることで、その時間が生きてきます。
やりっぱなしではなく、一瞬の間でよいから、あとでたしかめることで、次につながるのです。

でも、じバリアはつねにあります。
するべきことがわかっていても、意外にも、そのような気分にならない、といったことが日常よくおこります。
一日一回、そのひと時を持つためには、そこへみちびいて、プラクティスに一歩ちかづけるような、自然な流れがいります。
また、そこから次につないでいく自然な流れがいります。

習慣:いちばん肝心なこと ⑦ わかちあうよろこび

じバリアを克服する知恵
じバリアを克服する知恵は、私たちの身近にあります。
それは、ぶつどうです。
 
え?お坊さんの話?
いいえ、これは「仏教」のお話ではありません。
でも、じぶんとは関係ない世界のように聞こえるかもしれません。
 
ところが、じつは、そうではないのです。
これまで、私たちの日常生活で、だれでもできる方法で活かすアイディアがなかっただけなのです。
古来より実践されてきた知恵のエッセンスをとりだして、活かさない手はありません。

習慣:いちばん肝心なこと ⑥ 相手にふすいま

あいいま』のプラクティス

エンパシームメソッドは、そのプラクティスを「あ・ゐ・て・に・ふ・す・い・ま」という8つの身体動作に集約し、ひとつの流れにします。

  • あ(あける)場をあける、をあける
  • ゐ(ゐる=すわる)しずかに待つ(「ゐ」は古い「い」ですわるという意味)
  • て(手にふれる)ひとつ円をなぞる
  • に(にこやかに)相手とむきあう
  • ふ(声にふれる)ことばを声にして、じぶんの耳で聞く
  • す(澄む)ひと息の間をいれる
  • い(息をはく)呼吸のリズム
  • ま(いま)[ いま ] ができたことをたしかめる

習慣:いちばん肝心なこと ⑤ じバリアをはずす

ふだん、いちばん「あたりまえ」になっているものは何でしょうか?

それは、じぶんの存在です。

だから、「じぶん中心」に気がつきにくいのです。
気づくためには、じぶんとあいたいする「相手」がいります。

むきあう相手、ふれあう相手、ともにある相手。
人だけでなく、生きものでも、身のまわりにあるもの。
花、鳥、風、月、どんなものでも、相手になります。

習慣:いちばん肝心なこと ④ 「あたりまえ」をやめる

じバリア ① 「しようと思っていることができない」の裏側には、もうひとつ、隠れたバリアがあります。

それは、「しないでいいこと」をやっているじぶん自身に、ふだん、気がつかないままでいることです。

 じバリア ②「やらない方がいいことを、している」

何かをはじめても、どこかで続かなくなる「現場」を想像してみましょう。

「しようと思っていたことを、しなくなる」時、いったい、何が起きているのでしょうか?

習慣:いちばん肝心なこと ③ じバリアに気づく

習慣を身につける。いちばん肝心なこと。

① しくみ(じぶんの小さな行動をしくみにする)
② ねがい(じぶんを方向づけるねがいを育てる)

というお話をしました。

じつは、さらにもっと肝心なことがあります。

習慣づくりには、壁があるのです。しくみを、ねがいを阻むものの存在。

それは、「じぶん」です。
自意識が過剰に働くと、ものごとを持続させづらくなります。

習慣:いちばん肝心なこと ② ねがい

ジェームズ・クリアさんは、習慣づくりでもっとも肝心なことを、このように言います。

It’s not getting result. It’s becoming who you want to become.
(習慣づくりは、何かの結果をうることではなくて、なりたいとねがうじぶんになること)

どうありたいか、という心の「ねがい」が、しくみと共にいるのです。

習慣を身につけるとは、何かを得ることではなく、じぶんが変わることです。

ねがいの方向に、じぶんをしむける行動が、習慣になるのです。

習慣:いちばん肝心なこと ① しくみ

習慣を身につけるには、まず身のまわりの環境を整えることです。

ジェームズ・クリアさんは、習慣づくりとは、4つの要素からなるステップで、行動を促すようなしくみをつくることだ、と説きます。

(1)きっかけ(それを見たらすぐ思い出せるような、はっきりとした合図)
(2)行動したくなる魅力(感覚に訴えるしかけ)
(3)それに反応した行動(かみくだかれた行動がおきやすくなる工夫。抵抗になるものをへらすこと)
(4)よろこび(うれしい、たのしいという実感)

「習慣そのもの」を身につけることはできません。小さなアクションにかみ砕いて、具体的な行動がおきるようにすることです。